インセンス

乳香(フランキンセンス)や没薬(ミルラ)などの樹脂香料を燃やして生まれる、神聖で瞑想的な香り。宗教儀式で古くから用いられてきた。

インセンスについて

香水用語としての「インセンス」は単一の原料名ではなく、乳香(フランキンセンス)や没薬(ミルラ)などの樹脂を燃やしたときに立ち上るスモーキーで神聖な香りのイメージ全体を指す言葉。これらの樹脂はアラビア半島やアフリカ北東部(ソマリア・エチオピア)原産の樹木から採取され、古代エジプトの宗教儀式やミイラの防腐処理、キリスト教の教会儀式など、数千年にわたり東西の宗教文化で「神と人をつなぐ香り」として用いられてきた。香水では樹脂を蒸留・抽出して得られる精油を使い、乾いた煙のようなスモーキーさと、樹脂質の甘くバルサミックな深みを併せ持つ瞑想的な香りを再現する。ウッディ系・オリエンタル系香水のベースノートとして、荘厳で精神性の高い印象を演出する。

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